化粧品成分におけるタール色素

化粧品成分におけるタール色素は、
石油から得られる「石油タール」と呼ばれるコールタール状のものを
分離・合成することで作られる着色料です。
成分表示で「青○○号」のように表示されているのがタール色素となります。
タール色素は混合することで様々な色を作ることが可能で、
その色は褪せにくく安定性に優れているため多くの化粧品に配合されています。
例えばチークなどのメイクアップ化粧品を始め、
色付けの為に基礎化粧品にも使用されていたり、
赤系統のタール色素であればカラーリングにも使用されています。
しかしタール色素は化粧品で多用されている反面、
・接触皮膚炎
・発赤
・顔面黒皮症
等、皮膚障害の原因になったり、
多くで発がん性の報告がされていたりと問題視されている成分でありながら、
◆化粧品…83種類
◆食品添加物…12種類
それぞれこれだけの種類のタール色素の使用が認められています。
そのため化粧品選びで成分チェックをする時には
最も注意が必要になる成分となります。
特に敏感肌やアレルギーがある人は
タール色素を配合した化粧品の使用は避けるようにしましょう。

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