化粧品成分における水素添加

化粧品成分における水素添加とは
水素原子を物質に付け加える還元反応の一種で、
水素添加反応あるいは水添等とも呼ばれています。
化粧品成分の中でも油性成分について調べていると良く目にします。
例えば「水添ヒマシ油」とか「水添レシチン」等がお馴染みです。
水素添加は有機化合物の中でも不飽和炭素結合を有する物質と
水素を反応させることで水素を付加するためにとられる手法で、
油性成分に対する水素添加のことを「硬化」ともいいます。
これにより石けんや食用油の原料となる成分を作りだすことができ、
酸化安定性の向上を目的として行われます。
例えば水素添加した食品で広く知られているのはマーガリンで、
マーガリンは植物油を硬化(水素添加)させることで作られる食品です。
そこで一般的な水素添加の方法としては水素ガスと油を触媒として、
それに高圧をかけて不飽和脂肪酸の水素が不飽和な部分へ水素を結合させる方法となります。

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