化粧品の成分 パーム油とパーム核油 について

化粧品に使用される成分「バーム油」は
アブラヤシ(オイルパーム)の果実を圧搾することで得られる油脂です。
無色から赤黄色をした液体または固体をしています。
主にマレーシアなどで生産が盛んに行われており、
オレイン酸、パルミチン酸を主成分とした脂肪酸組成が牛脂と類似しており、
植物性脂肪酸の供給源として需要が高まっています。
そんなバーム油を石鹸の原料にした場合、
ヤシ油を原料にした時に比べ泡の持ちが良く肌に対し低刺激です。
ちなみにアブラヤシから得られる植物油脂類がもう一つ。
それは「パーム核油」と呼ばれ、
こちらは果実ではなく種子を圧搾することで得られる油脂で、
パーム油とは組成や性質が異なります。
パーム核油の特徴は
◆ラウリン酸が主成分となる
◆単独での使用は肌への刺激になることから牛脂等と併用される
◆洗剤原料として使用される
◆界面活性剤の原料として使用される
◆ヤシ油に比べオレイン酸が豊富
◆ヤシ油とパーム油いずれもの長所を併せ持っている
等が挙げられます。

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