化粧品に使用される成分「ヒドロキシステアリン酸コレステロール」は、
コレステロールの12-ヒドロキシステアリン酸エステルからなる
エステル類のひとつです。
ヒドロキシステアリン酸コレステロールは淡黄色をしたペースト状で、
若干特異なニオイを持ち化粧品成分としては
・抱水性
・エモリエント性
・乳化安定作用
等の目的で化粧品に配合されます。
例えばスティック製品（口紅など）を始め
様々な化粧品の油性基剤として使用されています。
また角質細胞間脂質ではコレステロール等と共に
肌の保水性に関わる重要な役割を担っている成分でもあります。
ちなみにヒドロキシステアリン酸の重合体になると、
◆ポリヒドロキシステアリン酸
目的：表面処理剤
このような成分もあります。
【総評】
ヒドロキシステアリン酸コレステロールはセラミドに比べると保湿力は劣るものの、優れた水分保持力を有しているので、乾燥が気になる肌にオススメな成分です。
