化粧品に使用される成分「BG」は、
「1,ブチレングリコール」を略した名称で多価アルコール類に属し、
アセトアルデヒドと呼ばれる化学物質より合成されることで得られます。
BGは水に馴染みやすく保水性があるため、
水分を吸水し肌にしっとり感を与えることができます。
また湿気が少ない環境下では吸湿性が高く、
逆に湿気が多い環境下では吸湿性が低いという特性があります。
こうした吸湿性は多価アルコールの中でも比較的穏やかであるため、
モイスチュアバランスのコントロールに適した成分であると言えます。
これと似たような作用を持つグリセリンに比べ、
ベタつき感がなく、サッパリとした使用感で
肌に対し低刺激というのも特徴の一つです。
化粧品成分としては、
・保湿剤
・皮膚コンディショニング剤
・溶剤
・粘度低下剤
・香料の保留剤
等の目的で
・乳液
・ローション
・美容液
・クリーム
等、様々な化粧品に配合されています。
また抗菌性に加え防腐剤を混合することで
製品を腐りにくくする作用もあります。
【総評】
BGは肌に対し低刺激とされている反面、接触性皮膚炎などの症状が出てしまう人もいるようなので、気になる人はBG配合化粧品を使う前にパッチテストをするように。