化粧品に使用される成分「パラフィン」は、
一番分かりやすいものでいえばロウソクのことで、
石油原油を蒸留した後に残るものを精製することで得られます。
その他、米ぬかやミツロウなどから得られる天然系のパラフィンも
最近では使用されるようになってきました。
パラフィンの主成分は飽和炭化水素で白色で若干透明な結晶性の個体であり、
化粧品成分としては、
・油剤
・保護剤
・親油性増粘剤
・融点調整剤
等の目的で各製品に配合されています。
パラフィンが化粧品に配合されることで
・酸化変敗の心配がない
・乳化しやすくなり
・温度によって形状が変化する
等の特徴があることから
・口紅
・油性ファンデーション
・チック類
等の製品に配合されます。
いずれも練った後に溶かして固める製品であったり、
油性製品の硬度調整や肌への感触をよくする目的でも使用されます。
その他にも各種クリームやアイシャドウ、脱毛剤など
幅広く様々な化粧品に配合されています。
そんなパラフィンは発がん性と、
弱いながらもアレルギー報告がされている成分の一つです。
【総評】
パラフィンは少なからずアレルギーの心配がある成分で、発がん性もあるとする話も聞くので気になる人は避けた方がいいと思われます。