化粧品の成分 シスチン、システイン、システインHCl について

化粧品に使用される成分「シスチン」は生体系保湿成分のひとつで、
主に髪の毛や皮膚などを構成するタンパク質のケラチン中に
豊富に含有されている硫黄を含んだアミノ酸の一種です。
シスチンは様々なタンパク質に少量ずつ含まれており、
弾力性、進展性、強靭性などに関わる重要な成分です。
シスチンの化粧品成分は保湿剤として
シャンプー、リンス、乳液、化粧水、パック、頭髪用化粧品など
様々な化粧品に配合されています。
更に皮膚アレルギー疾患に対し治療や解毒剤として用いられるなど、
医療用としても使用されています。
そんなシスチンは非必須アミノ酸の一つで、
容易にできる還元によりシステインへと変化し
更に空気酸化することでシスチンへと元の形へ変化します。
◆「システイン」別名:L-システイン
シスチン同様生体系保湿成分の一つで、
シスチンの還元により結合が切断された状態の物質で、
体内においては代謝に関わる重要な成分の一つです。
還元作用を持つシステインは水素を放出し違う物質を還元しつつ、
システイン自体は酸化されシスチンへと戻る性質があることから、
この性質を利用し還元剤として
・パーマネントウェーブ剤の第一剤
こうした製品の主成分として用いられています。
また
◆システインHCl
別名:L-システイン塩酸塩
目的:酸化防止剤、還元剤
このような成分もあります。
——————- 追加分 ——————-
【製品】
・資生堂  スーパーマイルド チカラ コンディショナー
・アムール・ピュル  美容石鹸
・オーブリーオーガニクス化粧品 オーブリー オーガニクス GPBヘアコンディショナー
・ハーバー研究所  ふんわり艶つやミスト
・リソウコーポレーション リペアパウダーファンデーション
・ドクターシーラボ  ヘアリペアトリートメント
【シスチンのまとめ】
化粧品成分辞典 シスチン
化粧品成分用語辞典 シスチン
読んで美に効く基礎知識 シスチン
卵殻膜の組成成分アミノ酸のシスチン
【総評】
シスチンは肌などを構成しているタンパク質のケラチンにも存在してる成分だから特に毒性の心配をする必要はないかと思いますが、稀にアレルギー反応が出る人もいるようです。

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