化粧品の成分 リシンHCI について

化粧品に使用される成分「リシンHCI」は生体系保湿成分の一つで
別名:塩酸リシン や L-リシン塩酸塩とも呼ばれており、
ほぼ全てのタンパク質を構成するアミノ酸です。
リシンHCIの構造は天然のリシンと同様で白色をした粉末をしており、
角質層に存在するNMFに豊富に含まれていることで
お肌に弾力性と柔軟性を与えます。
また栄養上必須となるアミノ酸の一つですが他のアミノ酸とは性質が異なり、
一度変化すると再度復元することがないため体外から補給する必要があります。
化粧品成分としては、
・保湿剤
・皮膚コンディショニング剤
等の目的で各化粧品に配合され、
肌荒れ防止とあかぎれに対し有効であることから、
・軟こう
・保護クリーム
等、様々な製品に使用されています。
更に葉や骨の形成促進作用もありますが、
アレルギー報告がされている成分のひとつでもあります。
ちなみに「リシン」とは
別名:L-リジン液、リジン とも呼ばれている必須アミノ酸の一種で、
体内において角質層内に含まれる天然保湿成分です。
化粧品成分としては
・保湿剤
・皮膚コンディショニング剤
・ヘアコンディショニング剤
・微力な陽イオン界面活性剤
等として美肌、髪の毛に艶を与えるなどの
化粧水、美容液、基礎化粧品等に配合されますが、
アレルギー報告がされている成分でもあります。

【総評】
リシンHCIは天然保湿因子に豊富に含まれるアミノ酸の一種なので、肌に対して低刺激な成分とされているものの、稀にアレルギーを起こす人もいるため要注意。

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