化粧品で使用される成分「パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン」は、
植物由来の両性界面活性剤です。
この成分はヤシの実より抽出されるバーム油をもとにし
カチオン、アニオンの、いずれもの性質を持っています。
また他の両性界面活性剤に比べ、
皮膚刺激が少ないことからベビー用シャンプーでも使用されています。
ちなみに「パーム核脂肪酸○○」という名がつくものは他にも
◆パーム核脂肪酸アミドエチルヒドロキシエチルアミノプロピオン酸Na
別名:パーム核油脂肪酸アシル-N-カルボキシエチル-N-ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム液
目的:ヘアコンディショニング剤、洗浄剤、起泡剤
◆パーム核脂肪酸アミドDEA
別名:パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド(1)
目的:合成 界面活性剤、起泡剤、親水性増粘剤
◆パーム核脂肪酸アミドDEA(1:2)
別名:パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド(2)
目的:親水性増粘剤、起泡剤、合成界面活性剤、洗浄剤
これらのような成分もあります。
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【パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン配合の製品】
・クラシエホームプロダクツ いち髪シャンプー
・クラシエホームプロダクツ いち髪 なめらかスムースケアシャンプー
・クラシエホームプロダクツ いち髪 濃密W保湿ケアシャンプー
・大島椿 つやつやになるシャンプー
・スタイリングライフ・ホールディングス BCL カンパニー 海のうるおい藻 シャンプー
・リサージ ヴォーニュ リカバリーシャンプー
【のまとめ】
美容成分辞典 ラボニカ パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン
ドクターシャンプー パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン
わかりやすい成分辞典 パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン
【総評】
パーム核脂肪酸アミドプロピルベタインは両性活性剤の中でも低刺激な成分だとされ化粧品に配合されています。
但し、肌につくと落ちにくい成分でもあるので、すすぎが不十分だと痒みの原因になるため、配合製品を使用した場合は十分にすすぎをして洗い流すようにした方がいいです。