化粧品の成分 オレイン酸 について

化粧品に使用される成分「オレイン酸」は、
ツバキ油などの油脂を原料とし加水分解後、蒸留精製することで得られる、
無色から淡黄色をしており高級脂肪酸に属する液体です。
オレイン酸を化粧品に配合する場合は
・洗浄剤
・油剤
等の目的で使用され肌を乾燥から保護してくれます。
主に
・泡立ちをよくするための液体せっけん、シャンプー等
・肌へのなじみを向上する柔らかいクリーム
・流動性の良い乳液
等の製品に配合されている他、
ヘアトニックなどの頭髪用化粧品等にも配合されています。
ただオレイン酸は酸化しやすい特徴があることから、
酸化防止剤を併用することを余儀なくされてしまう他、
アレルギーの報告がある成分でもあります。
しかし最近では高純度オレイン酸が開発されたことで
酸化安定性が高まり用途は更に拡大しました。
——————- 追加分 ——————-
【製品】
・ 百椿
・リキッドクレンジングソープ 水の彩
・アロマライズ シトラスミックスボディソープ
・スティーブンノル コレクション リペアシャイニング ヘアオイル
・クールフェイスウォッシュジェル
・ドクターメディオンCP石鹸
【オレイン酸のまとめ】
化粧品成分用語辞典 オレイン酸
オレイン酸の化粧品への利用
アクネ菌はオレイン酸が大好き!?
オレイン酸とは?
【総評】
オレイン酸はアレルギー報告がある成分なんですが、実は皮脂中にも豊富に含まれてたりするんです。
だから肌なじみをよくするために乳液などのスキンケアアイテムにも使われています。
抗酸化作用、保湿力に優れている成分なので、アイテムを使ってみて肌荒れしないなら問題ありません。
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ちなみに「オレイン酸○○」と名のつく成分は他にも
◆オレイン酸イソデシル
◆オレイン酸エチル
◆オレイン酸オレイル
◆オレイン酸ジヒドロコレステリル
等がありこれらはいずれも
オレイン酸デシル同様、油剤やエモリエント剤として使用されている他、
◆オレイン酸K
別名:オレイン酸カリウム
目的:石けん、洗浄剤、乳化剤
◆オレイン酸グリセリル
別名:オレイン酸グリセリン
目的:合成界面活性剤、乳化剤
◆オレイン酸コレステリル
目的:油剤、閉塞剤
◆オレイン酸(トリエチレングリコール/PG)
別名:オレイン酸(トリエチレングリコール・プロピレングリコール)
目的:合成界面活性剤、乳化剤
◆オレイン酸フィトステリル
目的:皮膚コンディショニング剤、ヘアコンディショニング剤
◆オレイン酸PG
別名:オレイン酸プロピレングリコール
目的:保湿剤、乳化剤、可溶化剤
◆オレイン酸PEG-40ソルビット(乳化剤)
別名:オレイン酸ポリオキシエチレンソルビット(40E.O.)
目的:乳化剤
◆オレイン酸ソルビタン
別名:モノオレイン酸ソルビタン
目的:乳化剤、香料
◆オレイン酸PPG-26
別名:モノオレイン酸ポリプロピレングリコール(26P.O.)
目的:合成ポリマー、エモリエント剤
◆オレイン酸PPG-36
別名:モノオレイン酸ポリプロピレングリコール(36)
目的:合成ポリマー、エモリエント剤
◆オレイン酸Na
別名:オレイン酸ナトリウム
目的:石けん、洗浄剤、乳化剤
◆モノオレイン酸ポリエチレングリコール
目的:合成界面活性剤、乳化剤、洗浄剤
オレイン酸PEG-2
オレイン酸PEG-3
オレイン酸PEG-4
オレイン酸PEG-5
オレイン酸PEG-6
オレイン酸PEG-7
オレイン酸PEG-8
オレイン酸PEG-9
オレイン酸PEG-10
オレイン酸PEG-11
オレイン酸PEG-12
オレイン酸PEG-14
オレイン酸PEG-15
オレイン酸PEG-16
オレイン酸PEG-20
オレイン酸PEG-23
オレイン酸PEG-32
オレイン酸PEG-36
オレイン酸PEG-75
オレイン酸PEG-150
◆モノオレイン酸ポリグリセリル
目的:合成界面活性剤、乳化剤、エモリエント剤、皮膚コンディショニング剤
オレイン酸ポリグリセリル-2
オレイン酸ポリグリセリル-3
オレイン酸ポリグリセリル-4
オレイン酸ポリグリセリル-5
オレイン酸ポリグリセリル-6
オレイン酸ポリグリセリル-8
オレイン酸ポリグリセリル-10
等も様々な目的で各種化粧品で使用されています。

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