化粧品に使用される成分「尿素」は、
人体の角質層に存在する天然保湿成分（NMF）の一つで、
尿、血液、体液に尿素が存在しています。
タンパク質が分解されアンモニアになった後、
更に無害となったものが尿素となりますが
今は化学合成により作られています。
尿素が化粧品成分として使用される場合、
・緩衝剤
・保湿
・湿潤剤
・保水剤
等の目的で配合され、
・殺菌作用
・細胞賦活作用
等がありますが配合量により肌への作用が異なります。
例えば、
少量配合した場合、
肌を乾燥から守る角質の柔軟効果や保湿効果があり、
逆に多量配合した場合、
古く硬くなった角質を除去し滑らかな肌へと導きます。
そんな尿素は主にハンドクリームなどの各種クリームや
石鹸、ファンデーションやシャンプーなど様々な化粧品に配合されています。
但し肌に対し低刺激ではあるものの
乱用することで肌のバリア機能を低下させたり
10％を超える配合により敏感肌の人には刺激が強かったり、
またアレルギーの報告もある成分である為要注意です。
【総評】
尿素配合のアイテムを使い続けると肌が薄くなって、そのうち肌内側の水分をキープできなくなり、乾燥肌が進行し敏感肌になってしまう恐れがあるから、肌の状態に合わせて尿素配合アイテムと、尿素が入らないアイテムとを使い分けるのがおススメです。
