化粧品の成分 ミツロウ について

化粧品に使用される成分「ミツロウ」は
働き蜂であるミツバチがお腹から分泌するロウで作った巣から得られる、
蝋(ロウ、ワックス)を精製したものです。
ミツロウの主成分はパルミチン酸ミリシルとセロチン酸となり、
淡黄色から帯褐黄色をした塊でこれを漂白することで白色の個体となり、
この場合はサラシミツロウ(白ロウ)といいます。
そんなミツロウは手作り化粧品の材料としても広く知られていて、
一般的な化粧品成分としては、
・保湿効果
・エモリエント効果
・抗菌作用
等の作用があることから
・結合剤
・乳化剤
・乳化安定剤
・皮膚コンディショニング剤
・親油性増粘剤
・香料
・物理的脱毛剤
等の目的で
軟膏、クリーム、口紅、ファンデーションなどに使用されています。
その他、
・クリームなどのベース
・切り傷、火傷、腫れの治療
等にも用いられています。
そして他にもミツロウと呼ばれる成分には、
◆高酸価ミツロウ…主にヨーロッパ産のミツロウのこと
◆低酸価ミツロウ…主にアジア系のミツロウのこと
サラシミツロウ、ミツロウ、低酸価ミツロウのこれらについては
全て「ミツロウ」という表記であるのに対し、
高酸価ミツロウのみ「高酸価ミツロウ」と表記され区別されています。

【総評】
ミツロウにはアレルギー性があるので精製していないものを使う時は要注意。
どうしても気になる場合は精製されて不純物が除去されたものを選ぶといいでしょう。

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