化粧品に使用される成分「アルキル(C14-18)スルホン酸Na」は、
陰イオン系合成界面活性剤の一種で
別名:アルカンスルホン酸ナトリウムと呼ばれています。
アルキル(C14-18)スルホン酸Naは最も強力な洗浄力を持つと共に、
石油による合成であることから人体に対しての毒性も強くなります。
そのため悪質な成分としてみなされるケースが多々ありますが、
その強力な洗浄力は油汚れに対し優れていて
更に泡立ちにも優れていることから、
・シャンプー、歯磨き剤、化粧石けんなど
・トイレ用洗剤
・台所用洗剤
・洗濯用洗剤
等、化粧品のみならず様々な洗剤に用いられています。
そんなアルキル(C14-18)スルホン酸Naは
C14~18のアルコールを硫酸化した後、
水酸化ナトリウムにより中和したものとなります。
ちなみに「アルキル(○○)」という成分は他にも、
◆アルキル(C12,14,16)硫酸アンモニウム
説明:炭素数12~16の脂肪族アルコールと硫酸エステルのアンモニウム塩
目的:洗浄剤、乳化剤
◆アルキル(C12,13)硫酸DEA
別名:アルキル(12~13)硫酸ジエタノールアミン液
説明:炭素数12,13の脂肪族アルコールの硫酸エステルとジエタノールアミン塩
目的:洗浄剤
◆アルキル(C11,13,15)硫酸TEA
説明:アルキル(11,13,15)硫酸トリエタノールアミン
説明:炭素数11~15の脂肪族アルコールの硫酸エステルとトリエタノールアミンの塩
目的:乳化剤、洗浄剤
◆アルキル(C12-14)硫酸TEA
別名:アルキル(12~14)硫酸トリエタノールアミン
説明:炭素数12~14の脂肪族アルコールの硫酸エステルとトリエタノールアミンの塩
目的:洗浄剤
◆アルキル(C12-15)硫酸TEA
別名:アルキル(12~15)硫酸トリエタノールアミン
◆アルキル(C12,13)硫酸TEA
別名:アルキル硫酸トリエタノールアミン液
説明:炭素数12,13の脂肪族アルコールの硫酸エステルとトリエタノールアミンの塩
目的:洗浄剤
◆アルキル(C12,13)硫酸Na
別名:アルキル(12,13)硫酸ナトリウム)
説明:炭素数12,13の脂肪族アルコールの硫酸エステルのナトリウム塩
目的:洗浄剤
◆(C15-18)グリコール
別名:アルキレン(15~18)グリコール
説明:炭素数15~18のアルキル基を有するアルキレングリコール
目的:乳化安定剤、エモリエント剤
◆(C20-30)グリコール
別名:アルキレン(20~30)グリコール
説明:炭素数20~30のアルキル基を有するアルキレングリコール
目的:乳化安定剤、保護剤
等があります。
——————- 追加分 ——————-
【製品】
・レボリューション/ホワイト スーパー ラディエンスエマルジョンNW(R)
・レボリューション/ホワイト リアル エキスパート セラム NW(R)
・シュワルツコフ BCクア タイムエキスパート シャンプー
・シュワルツコフ BCクア カラーセーブ シャンプー
・クレイエステ シャンプー レシュティヴ
【アルキル(C14-18)スルホン酸Naのまとめ】
アルキル(C14-18)スルホン酸Na
アルキル(C14-18)スルホン酸Na
【総評】
アルキル(C14-18)スルホン酸Naは洗浄力に優れた成分で、高配合で髪も肌も潤いが失われてしまうから、成分表を確認して最初の方に記載がある場合は要注意です。