化粧品に使用される成分「ステアリン酸」は、
ロウと天然油脂が構成成分となる高級脂肪酸です。
主に牛脂や大豆油などを加水分解等することで得ることができます。
ステアリン酸は市販されている成分でもありますが、
市販されているものは純粋なものではなく、
パルミチン酸とステアリン酸を混ぜたものとなります。
ただこれら2つの成分はそれぞれ配合量によって
その性質が異なるため目的に合った配合量で使用されています。
そんなステアリン酸は、
クリームののびや硬さを左右する重要な原料であると共に
・油剤
・乳化剤
等の目的で乳液や各種クリームの他、
ファンデーションや金属石鹸等に配合されています。
更に界面活性剤の原料としても欠かすことのできない成分で、
アルカリ剤と併用することで石鹸を作ることができます。
ちなみにこのステアリン酸に関するものに、
◆ステアリン酸グリコール(SE)
別名:自己乳化型モノステアリン酸エチレングリコール
目的:合成界面活性剤、乳化剤
説明:エチレングリコールのモノステアリン酸エステルの非イオン界面活性剤。
◆ステアリン酸PG(SE)
別名:自己乳化型モノステアリン酸プロピレングリコール
目的:合成界面活性剤、乳化剤
◆ステアリン酸PEG-2(SE)
別名:自己乳化型モノステアリン酸ポリエチレングリコール(2E.O.)
目的:合成界面活性剤、乳化剤
◆ステアリン酸亜鉛
目的:滑沢剤、抗ケーキング剤、親油性増粘剤、着色剤
◆ステアリン酸アスコルビル
目的:ビタミン類、酸化防止剤
◆ステアラミド
目的:合成界面活性剤
◆ジステアリン酸Al
別名:ステアリン酸アルミニウム
目的:感触改良剤、抗ケーキング剤、親油性増粘剤、乳化安定剤
◆ステアリン酸Al
別名:モノステアリン酸アルミニウム
目的:抗ケーキング剤、着色剤、乳化安定剤、親油性増粘剤
◆ステアリン酸エチル
目的:油剤、エモリエント剤、ヘアコンディショニング剤、香料
◆ステアリン酸オクチル
目的:油剤、エモリエント剤
◆ステアリン酸K
別名:ステアリン酸カリウム
目的:洗浄剤、石けん、乳化剤
◆ステアリン酸Ca
別名:ステアリン酸カルシウム
目的:抗ケーキング剤、着色剤、乳化安定剤、親油性増粘剤
◆ステアリン酸グリコール酸アミド
別名:ステアリン酸グリコール酸アミドエステル
目的:エモリエント剤、合成界面活性剤、乳化剤
◆ステアリン酸グリチルレチニル
目的:香味剤、皮膚コンディショニング剤、消炎剤
◆ステアリン酸水添ヒマシ油
別名:ステアリン酸硬化ヒマシ油
目的:界面活性剤、親油性増粘剤、保護剤、油剤、エモリエント剤
◆ステアラミドDEA
別名:ステアリン酸ジエタノールアミド
目的:親水性増粘剤、起泡剤、合成界面活性剤、乳化剤
◆ステアラミドDEA(1:2)
別名:ステアリン酸ジエタノールアミド(1:2型)
目的:起泡剤、親水性増粘剤、親油性増粘剤、合成界面活性剤
◆ステアラミドエチルジエチルアミン
別名:ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド
目的:帯電防止剤、ヘアコンディショニング剤、合成界面活性剤
◆ステアリン酸PEG-2
別名:ステアリン酸ジエチレングリコール
目的:合成界面活性剤、乳化剤
◆ステアラミドプロピルジメチルアミン
別名:ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミ
目的:帯電防止剤、ヘアコンディショニング剤、合成界面活性剤、柔軟剤
◆ステアリン酸ステアリル
目的:保護剤、親油性増粘剤、油剤、閉塞剤
◆ステアリン酸ステアラミドMEA
別名:ステアリン酸ステアロイルエタノールアミド
目的:合成界面活性剤、不透明化剤、親水性増粘剤、親油性増粘剤、起泡剤
◆ステアリン酸TEA
別名:ステアリン酸トリエタノールアミン
目的:合成界面活性剤、洗浄剤、乳化剤
◆ステアリン酸Na
別名:ステアリン酸ナトリウム
目的:石けん、洗浄剤、乳化剤、親水性増粘剤
◆ステアリン酸バクモンドウエキス
別名:ステアリン酸バクモンドウエキスエステル
目的:合成界面活性剤、洗浄剤
◆ステアリン酸バチル
目的:保護剤、油剤、エモリエント剤
◆ステアリン酸ステアレス-4
別名:ステアリン酸ポリオキシエチレンステアリルエーテル
目的:合成界面活性剤、乳化安定剤、改質剤
◆ステアリン酸ステアレス-5
別名:ステアリン酸ポリオキシエチレンステアリルエーテル
目的:保護剤、合成界面活性剤、乳化剤
◆ステアリン酸ステアレス-9
別名:ステアリン酸ポリオキシエチレンステアリルエーテル
目的:合成界面活性剤、乳化剤、保護剤、エモリエント剤
◆ステアリン酸ポリオキシエチレンセチルエーテル
目的:皮膚コンディショニング剤(未分類)、合成界面活性剤、乳化剤
別名:ステアリン酸セテス-3
別名:ステアリン酸セテス-5
別名:ステアリン酸セテス-7
別名:ステアリン酸セテス-10
◆ステアリン酸PEG-40
別名:ステアリン酸ポリオキシル40
目的:洗浄剤、可溶化剤、合成界面活性剤
◆ステアリン酸Mg
別名:ステアリン酸マグネシウム
目的:抗ケーキング剤、充填剤、親油性増粘剤、増量剤、着色剤
◆酸化ジルコニウム、酸化セリウム、ステアリン酸Mg
別名:ステアリン酸マグネシウム被覆酸化ジルコニウム・酸化セリウム
◆ステアリン酸、ミツロウ石ケン、ワセリン
別名:ステアリン酸・ミツロウ石けん・ワセリン混合物
◆ステアラミドMEA
別名:ステアリン酸モノエタノールアミド
目的:親水性増粘剤、起泡剤、合成界面活性剤
◆(ステアリン酸/リンゴ酸)グリセリル
別名:ステアリン酸リンゴ酸グリセリル
目的:合成界面活性剤、乳化剤
◆ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル
別名:ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリトリット
目的:油剤、閉塞剤、保護剤、親油性増粘剤
◆ヘキサステアリン酸ソルベス-6
別名:ヘキサステアリン酸ポリオキシエチレンソルビット
目的:乳化剤
◆セスキステアリン酸PEG-20メチルグルコース
別名:ポリオキシエチレンセスキステアリン酸メチルグルコシド
目的:合成界面活性剤、乳化剤、エモリエント剤
◆モノステアリン酸ポリエチレングリコール
目的:合成界面活性剤、乳化剤、洗浄剤
ステアリン酸PEG-2
ステアリン酸PEG-3
ステアリン酸PEG-4
ステアリン酸PEG-5
ステアリン酸PEG-6
ステアリン酸PEG-7
ステアリン酸PEG-8
ステアリン酸PEG-9
ステアリン酸PEG-10
ステアリン酸PEG-12
ステアリン酸PEG-14
ステアリン酸PEG-18
ステアリン酸PEG-20
ステアリン酸PEG-23
ステアリン酸PEG-25
ステアリン酸PEG-30
ステアリン酸PEG-32
ステアリン酸PEG-35
ステアリン酸PEG-36
ステアリン酸PEG-40
ステアリン酸PEG-45
ステアリン酸PEG-50
ステアリン酸PEG-75
ステアリン酸PEG-90
ステアリン酸PEG-100
ステアリン酸PEG-120
ステアリン酸PEG-150
◆モノステアリン酸ポリグリセリル
目的:合成界面活性剤、乳化剤、エモリエント剤
ステアリン酸ポリグリセリル-2
ステアリン酸ポリグリセリル-3
ステアリン酸ポリグリセリル-4
ステアリン酸ポリグリセリル-6
ステアリン酸ポリグリセリル-8
ステアリン酸ポリグリセリル-10
等があります。
——————- 追加分 ——————-
【製品】
・ノーワン 野菜の散歩フォーム
・センセーション ハンド&ボディローション メロン&ジャスミン
・DHC モイスチュアケア リップグロス EX BE04
・エプリス プリンセスフル マスカラ BK10
・オーガニックヴェール クレンジングウォッシュ
・EVITA ブライトニングエッセンスパクト オークルD
【ステアリン酸のまとめ】
美人肌.com ステアリン酸
化粧品 知っトク情報・資料館 ステアリン酸【油性原料 高級脂肪酸】
化粧品表示成分用語辞典 ステアリン酸
【総評】
ステアリン酸は石けんの原料にもなっている成分なので、肌に対して重篤な毒性はないと思われます。