化粧品の成分　褐藻　について

化粧品に使用される成分「褐藻」は、
ワカメやコンビ、ヒバマタなど藻類の一群で褐色が特徴で、
それらに含まれるヌメリ成分が海藻エキス（褐藻エキス）となります。
褐藻は
・ミネラル
・アミノ酸
・フコダイン（抗酸化作用や保湿効果がある）
これらを豊富に含み保湿効果と収れん効果があることから
パックやシャンプーなどに配合されます。
他にもヌメリ成分となる褐藻エキスは
ゲル状の美容液などに配合されていることで、
ゲル状成分が多くの水分を保持し保湿効果がある膜を形成することで
肌を乾燥から守ったり、肌にハリを与えます。
ちなみに海藻の種類と組み合わせにより得られるエキスの効果や特徴が異なり、
「海藻エキス」に分類されるのは日本では4種類あります。
主に
・スリミング剤
・皮膚軟化剤
・増粘剤
・乳化安定剤
等の目的で化粧品に配合されています。
但しニキビがあるお肌での使用は控えた方がいいようです。
ちなみに「海藻エキス」として化粧品に使用されているものには、
◆カラフトコンブエキス（保湿剤、懸濁性、増粘性）
◆サルガッスムフィリペンデュラエキス（保湿剤、皮膜性）
◆サルガッスムフシフォルムエキス（保湿剤、皮膜性）
◆サルガッスムムティカムエキス（保湿剤、皮膜性）
◆ヒバマタエキス（芳香性エキス、皮膚軟化剤）
◆マクロシスティスピリフェラエキス（保湿剤、 皮膜剤、増粘剤）
◆マコンブエキス（保湿剤、香料）
◆ラミナリアクロウストニエキス（保湿剤、乳化安定剤）
◆ラミナリアディギタータエキス（保湿剤、乳化安定剤）
◆ラミナリアヒペルボレアエキス（保湿剤、乳化安定剤）
◆ギガルチナステラータエキス（保湿剤、収れん性、皮膜性）
◆紅藻エキス（保湿剤、皮膚柔軟化性）
◆コンドルスクリスプスエキス（保湿剤、皮膜性）
等があります。
【製品】
・EGFセルソアンエクストラクリームソープ
・マリンバイタル S.E.ローション
・ハーバル ミネラルジェルマスク
・EXコンセントレイト8.8C
・ナチュラルマイルドウォッシングI
・ディミル VIII プレミアム ヘアケアトリートメントシャンプー
【褐藻のまとめ】
化粧品成分辞典　褐藻エキス
化粧品成分用語辞典　褐藻エキス
ヒバマタエキス(褐藻エキス)　【保湿剤・動植物成分】
【総評】
褐藻エキスは乾燥が気になる肌におススメな成分です。
肌のターンオーバーを促したり、表皮細胞を増やす働きもあるとされているので、肌荒れなど肌の不調が気になる人にもおススメです。