化粧品に使用される成分「ポリクオタニウム-39」は
別名:アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体液
このようにも呼ばれる高分子ポリマーで
主にボディシャンプーの刺激を緩和する作用があります。
ポリクオタニウム-39は無色から淡黄色をした液体で
カチオン界面活性剤、アクリルアミド、アクリル酸のこれらを
重合反応により得られる原料です。
化粧品成分としては、
・帯電防止作用
・柔軟作用
・形を整える作用
これらの作用があることから、
ヘアスタイリング製品等の頭髪用化粧品に用いられます。
またポリクオタニウム-39は界面活性剤による肌への刺激感を軽減する作用があり、
例えば石鹸系シャンプに配合することで細胞を保護する等で皮膚刺激を軽減します。
ちなみに「ポリクオタニウム-○○」という成分は他にも
◆ポリクオタニウム-6
別名:ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム液
目的:ヘアスタイリング剤、帯電防止剤、皮膜形成剤、陽イオン界面活性剤
◆ポリクオタニウム-7
別名:塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体
目的:ヘアスタイリング剤、帯電防止剤、皮膜形成剤
◆ポリクオタニウム-11
別名:ビニルピロリドン・N,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩液
目的:ヘアスタイリング剤、帯電防止剤、皮膜形成剤、陽イオン界面活性剤
◆ポリクオタニウム-22
別名:塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリル酸共重合体液
目的:ヘアスタイリング剤、帯電防止剤、皮膜形成剤
◆ポリクオタニウム-24
別名:塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース
目的:ヘアスタイリング剤、帯電防止剤、皮膜形成剤
等があります。
【総評】
ポリクオタニウム-39はヘアスタイリング剤などに、静電気防止剤などを目的として用いられる成分です。
また界面活性剤が与える肌への刺激を緩和するのにも役立つそうです。