化粧品の成分 タートル油とタートル脂肪酸エチル について

化粧品に使用される成分「タートル油」は、
別名:アオウミガメ油とも呼ばれる動物油脂類のひとつです。
タートル油はアオウミガメの甲羅の下にある脂肪から抽出され、
不飽和脂肪酸(リノール酸など)を豊富に含有する淡黄色の油脂ですが、
不快臭により使用の際は脱臭したものが使用されます。
肌への浸透性に優れている不飽和脂肪酸を豊富に含んでいることから、
・油剤
として
・各種クリーム
を始めとする様々な化粧品に配合されています。
またタートル油には
ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンFも含まれており、
中でもビタミンFは肌への治療にも有効であると言われています。
そんなタートル油はグランドケーマン島で知られる、
南米ジャマイカより北西に200マイルのところが生産地とされていますが、
現在はワシントン条約によって輸入が禁止されています。
ちなみに
◆タートル脂肪酸エチル
別名:タートル油脂肪酸エチルエステル
目的:エモリエント剤、ヘアコンディショニング剤、油剤、閉塞剤
説明:タートル油から得ることができる脂肪酸のエチルエステル
このような成分もあります。

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