化粧品の成分 フェニルフェノール について

化粧品に使用される成分「フェニルフェノール」は、
別名:オルトフェニルフェノール とも呼ばれ、
白色から淡黄褐色をした結晶です。
フェニルフェノールはグラム陽性菌、グラム陰性菌、カビ類に対し、
安息香酸など他の成分に比べ優れた防カビ殺菌力を有しています。
化粧品成分としては、
・殺菌剤
・防腐剤
等として化粧品に用いられている他、
精製が充分でないものは工業用途で広く用いられています。
但し配合量が多過ぎると皮膚、粘膜への刺激が強くただれることから、
配合量が規制されている表示指定成分の一つでもあります。
他にも、
発がん性、環境ホルモン、変異原性、
誤飲による肝臓障害、ヘモグロビン量の減少などといった毒性があります。

【総評】
フェニルフェノールは粘膜に使うことがなく、さらに洗い流すアイテムには上限なしで配合できるものの、そうでないアイテムには100g中0.30gまでと上限がある成分なので要注意。
アレルギーや環境ホルモン作用、発がん性なども指摘されています。

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