化粧品の成分 塩化ベンザルコニウム について

化粧品に使用される成分「塩化ベンザルコニウム」は
強力な殺菌力と防臭作用を持つ陽イオン性界面活性剤のひとつです。
そのため主にシャンプー、ヘアトニック等で使用されたり、
他にも髪の毛への吸着性や静電気の防止効果もあることから、
リンス剤としても使用されています。
化粧品成分としては
・界面活性剤
・防腐殺菌剤
等の目的で配合されています。
しかし塩化ベンザルコニウムは表示指定成分でもあり
毒性や肌に対する刺激が非常に強いことから配合規制が設けられています。
塩化ベンザルコニウムの配合規制によると
◆100g中0.05g以下
このように決められているため
出来る事ならこの成分が配合された製品の使用は控えた方がいいかと思います。
ちなみに高濃度で配合した場合、
それが誤って目に入ってしまうとアレルギー性結膜炎の原因になると報告されています。
——————- 追加分 ——————-
【製品】
・オロナインK
・オスバン
・ウエルパス
・塩化ベンザルコニウム液
・ヂアミトール
【塩化ベンザルコニウムのまとめ】
ウィキペディア 塩化ベンザルコニウム
塩化ベンザルコニウムについての基本情報
医療用医薬品 : 塩化ベンザルコニウム
おくすり110番
【総評】
塩化ベンザルコニウムは、消毒殺菌を目的としたウエルパスとかオロナインKなどの逆性石鹸液の有効成分として使われています。
逆性石鹸っていうのは高級アミンの塩で作られるもので、柔軟剤やリンスなどで使われる界面活性剤の一つです。
殺菌効果を発揮するのはカビとかグラム陽性菌などで、ウイルスとか結核菌に対しては無効です。

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