化粧品の成分 塩酸アルキルジアミノエチルグリシン液 について

化粧品に使用される成分「塩酸アルキルジアミノエチルグリシン液」は、
強力な洗浄・殺菌・消毒効果がある両性界面活性剤の一種で、
わずかに特異なニオイがある帯黄色をした粘性の水溶液です。
別名:両性石けんとも呼ばれ、
逆性石けんと比較し毒性や刺散作用が弱いことから
化粧品のみならず外用剤にも広く使用されています。
塩酸アルキルジアミノエチルグリシン液の化粧品成分としては、
・脱臭剤
・殺菌剤
・洗浄作用
・静電気防止作用
等の目的で、
ヘアトニック、化粧水、歯磨き類、洗顔化粧料、浴用剤、リンス剤など
様々な製品に使用されています。
ちなみに塩酸アルキルジアミノエチルグリシン液は、
タンパク質と一緒に存在していても、酸性、塩基性のいずれにおいても
殺菌・消毒・洗浄効果は変わらず強力なままです。
そのため配合量は0.05%~0.3%程度と規制されています。
——————- 追加分 ——————-
【製品】
・ハリウッド ジェニーパット
・デリーナ清拭フォーム
・クリアスキンソープ(男性用洗顔石けん)
・プロメ 粉末フレッシュ
・フレッシュケア ドライシャンプーフォーム
【総評】
塩酸アルキルジアミノエチルグリシン液は簡略名を「アルキル(C12-14)ジアミノエチルグリシンHCl液」という優れた殺菌力と脱臭力がある成分です。
化粧品に配合する際は100g中0.02gまでと規制されている旧表示指定成分でもあります。
毒性としては白血球減少とか発育停滞などといわれています。

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