化粧品の成分 アセチル化ラノリン(酢酸ラノリン) について

化粧品に使用される成分「アセチル化ラノリン(酢酸ラノリン)」は、
ラノリンアルコールへ無水酢酸を用いることで
アセチル化したエステル類の油性原料です。
というのもラノリンはアレルギーが報告されており、
無水酢酸を使用することでそのアレルギーの原因である水酸基をアセチル化し
開発されたのがアセチル化ラノリン(酢酸ラノリン)となります。
更にアセチル基の導入により低アレルゲン性になると共に
吸水性は失われ親油性になることで鉱物油に溶解することから
ベビーオイルに使用されている他、
・エモリエント効果があることでコールドクリーム、口紅など
・過脂肪剤として石鹸、シャンプーなど
このように様々な化粧品に配合されています。
——————- 追加分 ——————-
【製品】
・エスプリーク アクアドレープ ルージュ
・ヒロインメイク クイックアイライナーN
・シャネル システム レ イドゥラ
・プレディア ピュアラスティングルージュ シェリーニ
・モイスチャライジングリップスティック など
【アセチル化ラノリン(酢酸ラノリン)のまとめ】
成分事典「あ(ア)」
アセチル化ラノリンの意味・用法を知る
酢酸ラノリン
酢酸ラノリン、酢酸ラノリンアルコール
旧表示指定成分とは?
【総評】
この成分は毒性としてアレルギー性皮膚炎や接触性皮膚発疹があるんだけど、鉱物油と相性がいいものだからベビーオイルなどにも使われています。
旧表示指定成分(皮膚障害(アレルギーなど)を起こす可能性がある成分)でもあるから肌が弱い人や、すぐに反応が出やすい人は心配なら製品を使う前にパッチテストをした方が安心。

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